私たちのからだは、生きるために、動物として自然な反応をします。
命の危険を察知したら、怖いと感じたり、
息をひそめたり、逃げたり、何かを守るために戦おうとしたり
時には命を守るために失神するのかもしれません。
頭で考えて行動するのではなく、細胞レベルで反応が起こります。
熱を出したり、脈拍を上げたりすることもそうですね。
感情もからだの反応と同じように私たちの反応のひとつです。
良いも悪いもなく、ただ、湧き上がる。
感情は一つのセンサーです。
何かを、
意識では気づかない何かを、教えてくれているかもしれません。
だから、
抑え込んだり、ダメ出しをするのではなく
気づいて、「ああこんな風に感じてるんだあ」と受けてめていくこと
これが、自分自身の免疫システムをうまく働かせていくために大切なことです。
「不安だなあ。嫌だなあ」
(そうだよねえ。そりゃ嫌だよねえ)
「あの人に会いたいよ。みんなとワイワイやりたいよ。」
(そうだよねえ。そう思うよねえ。)
「めんどくさいなあ、いちいちそんなことするなんて~」
(そうだよね。めんどくさいね)
自分の中に浮かんできた気持ちや考えを否定するのではなく一旦受け入れる。
もう一人の自分が、
「そうだよねえ。」と、どんな自分にも味方でいたうえで、
「そう思うけど、今はしない」
「めんどくさいけど、やるか~」と切り替えていく。
自分を責めると、余計嫌になりませんか?
昔、親に「勉強しろ」と言われて、やる気が失せた記憶はありませんか?
「そうだよね。めんどくさいよね。」
めんどくさい気持ちや嫌な気持ちを認めたうえで実行すると
「嫌な気持ちだったのによくやったね」
行動した自分をちょっと認められるかもしれません。
自分の中に湧いてきた気持ち、たまっている気持ち・・・
良い悪いではなく、
「ああ、こんな気持ちもあるなあ」
「こんな風に考えてる」
そんな自分に気づいて、その都度「ふーっ」と息を大きく吐いてみてください。
窓を開けて、新鮮な空気の中でやってみましょう。
息を吸うことより、息を吐くことを意識してみましょう。
吐けば、次に新鮮な空気が入ってきます。
それが深呼吸になります。